横山智子 展 砕け散った青空を花とするなら ―月夜の森の梟と―
日程 2022年 8月31日(水) ~ 9月6日(火)
※最終日は18時まで
※営業時間については百貨店のHPにてご確認ください。
まだまだ不自由な生活が続いている。
一昨年秋、新聞コラムの挿絵の依頼を受けた。小説家の小池真理子氏が、夫で共に小説家であった藤田宜永氏の闘病と死の記憶を綴ったエッセイであった。『月夜の森の梟』と題された連載は人々の共感を呼び、読者から挿絵に対して的確な感想を多数いただいた。描く勇気が湧くとともに絆を感じられ、画家として幸福な経験であった。
今回、新宿伊勢丹アートギャラリーでの初個展で『月夜の森の梟』の全挿絵と新作のタブローの発表を行う。
作品は端緒私の記憶の集積であるが、その後求めていただいた方の記憶が蓄積され、長い時間をかけて完成されていくものだと考える。
横山智子